皆さまこんにちは。鹿児島腎と薬剤研究会の平松です。
ちょっと時間が経ってしまいましたが、11/3に杏林大学にて開催された第12回日本CKDチーム医療研究会に参加してまいりました。
私は去年もこの研究会に参加したのですが、医師をはじめ看護師、栄養士、リハビリテーションスタッフ、薬剤師など様々な職種の方からCKD患者さんへの関わりや考え方を聞くことができとても勉強になります。
今年は「行動変容」がキーワードの一つになっていて、シンポジウムでは多職種の視点から行動変容についての話を聞くことができました。
この場合の行動変容とは、患者さん自身が病気について自覚し、食事などの生活習慣を自ら変えていくことで、私たち医療者はその行動変容を導くために患者さんを支援していく必要があります。
しかしCKD患者さんは自覚症状が少ないと言われており、長年培った生活習慣を変えていくのはなかなか難しい・・・そんな時も例えば、肯定的な言葉を使うように心がけたり、すぐには変われなくても努力ややる気を認めて褒めたりといったコミュニケーション技術やコーチングなどのスキルを活用することが重要だそうです。
これは服薬指導に使われている方も多いかもしれません。患者さんが積極的に治療に参加できるよう、まずは私たち医療者から「行動変容」を!
それと、個人的には透析室での薬剤師回診同行について多職種へのアンケート調査が興味深かったです。
忌憚ないご意見もありましたが、服薬指導や副作用確認、服薬状況確認など透析室での薬剤師業務に対する期待も大きいようです。
なるほど、まだ透析室には関われていないので大変参考になりました。
なかなかのハードスケジュールだったため、最後までは参加できませんでしたが今年も勉強になりました!
完全に余談ですが、この研究会、スイーツセミナーのスイーツがとてもいい!今年は某コーヒーショップのケーキ3種類でした。
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