「出張!腎薬ワークショップvol.1」開催っ!

先月開催した第4回に引き続き、今回は第5回の腎薬講演会でした。

 しかし!中身はいつもと違って、ワークショップ形式!

 現在、私たちが主催する研究会は鹿児島市内でしか開催できておらず、鹿児島県下他の地域の先生方には距離的・時間的問題があり、参加したくてもできない状況があります。

 「ならば、私たち自身が各地へ出向こう!」ということで今回、「出張!腎薬ワークショップ」の第一弾を姶良薬剤師会のご協力を得て、開催させていただきました。

 

 予想をはるかに上回る40名以上の先生方にご参加いただきました。本当にありがとうございました。

 今回の主なテーマは「体表面積補正のeGFR(mL/min/1.73m2)と体表面積の補正をはずしたeGFR(mL/min)を使い分ける」こと。

 

 まずは当腎薬メンバーである井上彰夫先生による座学のお勉強。CKDの基礎的知識を通して、eGFRやCcrの意味やその使い方を学びました。

 さて、その講義での内容を踏まえて、本日のメインであるグループデスカッション!

 アイスブレイクはグダグダで大失敗でしたが、みなさん和気藹々と積極的に協力して取り組んでくださったので非常に助かりました(笑)。

 提示された症例・データから、「日本腎臓病薬物療法学会」のページを利用して体表面積未補正のeGFRを算出し、処方内容の妥当性を判断し、処方設計を行って、それらをグループごとに発表して頂く、というもの。

 みなさん真剣な表情で取り組んでおられました。

 同じ症例なのに、様々な意見や新しい見解なども飛び交い、非常に有意義な時間となりました。

 ご参加いただいた先生方には、ここで得た気づきをぜひ現場でご活用いただき、医薬品の適正使用に貢献して頂ければと思います。

 最後に会長の田中さやか先生より、ありきた・・・いや、ありがたいお言葉をいただき、無事閉幕となりました。

 

 末筆ではございますが、共催いただきました姶良地区薬剤師会様、場所をご提供くださった株式会社アステム隼人支店様、ご協力ありがとうございました。